栄匠堂記事一覧

お岩さん~百物語~口をぱっくりと開けた提灯の恐怖

歌舞伎の舞台演出から生まれた「提灯お岩」 四代目鶴屋南北の歌舞伎「東海道四谷怪談」は、日本の古典的な怪談として有名ではありますが、日本人でさえその詳細を語れる人は多くはありません。葛飾北斎のこの絵も歌 …

もののけとなった役者こはだこへいじ

山東京伝(さんとうきょうでん)の怪談話「復讐奇談安積沼」を基にした歌舞伎脚本「小幡小平次」という話があります。 旅役者の小幡小平次は間男によって沼に突き落とされて亡くなりました。が、もののけとなって妻 …

巨大な骸骨が印象深い・歌川国芳作「相馬の古内裏」

巨大な骸骨のインパクトに圧倒される歌川国芳作「相馬の古内裏」。山東京伝(さんとうきょうでん)の読本(江戸時代後期に流行した戯作)「善知安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)を脚色した歌舞伎「将門」の …

今も昔も大衆心理が一番怖い

明治初期、日本が文明開花にわいていたころに「錦絵新聞」というメディアがありました。浮世絵の一種である「錦絵」とふりがな付きの文章が並ぶ、一般大衆向けに新聞記事を解説した雑誌のような情報誌です。 こちら …

呪い深ければ姿形も変わる?

数え終わるまでにお逃げなさい 「一枚… 足りない…」 怪談好きの人なら知っている「番町皿屋敷」。 火付盗賊改・青山播磨守主膳(はりまのかみしゅぜん)のお屋敷に奉公する下女、菊が、主人の大切にする皿10 …

日本最初の足の無い幽霊の絵

江戸時代中期の絵師「丸山応挙」は足の無い幽霊を描いた最初の人と言われ、この「幽霊図」こそが日本で最初に描かれた足の無い幽霊だとされています。東京都台東区にある全生庵に応挙作と伝わる幽霊画が所蔵されてい …

天下をあやつるのは堺の商人?鉄砲と茶の湯

「堺」「茶」といえばみなさんは何を思い浮かべられますか? 茶道・千家の源である千利休は堺の出身です。千利休が生まれた中世の堺は、現在のように大阪湾が埋め立てられてコンビナートや工業団地がひしめくよりも …

ご親族が収集された骨董品の査定に伺いました。

2024/10/28   -買取事例

奈良県の方から買取のご依頼を頂きました。ご親族の方が骨董品を収集されていたとの事で出張買取に伺いました。品物の種類も多数あり、将棋盤、碁盤、大皿、火鉢、花瓶、茶道具などがございました。片付、処分も考え …

ヨーロッパ初の磁器マイセン

2024/06/21   -陶磁器

マイセンの誕生 中国では6世紀ごろから白磁や青磁が作られ始めたといわれており、今でこそ世界中の人に親しまれている磁器ですが、長い間西洋では磁器の製造ができず、中国から輸入された磁器が金銀宝石に匹敵する …

中国骨董の歴史・宝船がもたらす謎

2024/01/11   -陶磁器

中国骨董の歴史 中国では陶芸の起源が大変古く、長期に渡って極められた造形美、卓絶した伝統技術、豊富な種類と作品は世界随一を誇ります。中国に近い日本や朝鮮、安南(現ベトナム北部~中部)、タイの他、中東、 …

花押(かおう)と銘(めい)

花押(かおう)と銘(めい) 製作者のサインや、製作者を証明する書付として、シンボル(花押)や名前(銘)を記載することがあります。現在でも製作物に名前を入れることがありますが、古来から日本は花押や銘によ …

京焼~華麗と日本美の極

2022/10/06   -陶磁器

京焼の特色 日本美の粋と評される京焼は、様式や技巧で他の窯業地に影響を与え、日本のの近世陶磁史上でも中心的な位置を占めている洗練されたやきもののひとつです。 京焼は一般的に、京都の諸窯で江戸時代末期ま …

永仁の壺事件

永仁の壺 事件 「永仁の壺事件」と呼ばれる古陶器の真贋騒動(1959年)をご存知でしょうか? 「永仁2年」(1294年)の銘をもつ瓶子(へいし=口縁部が細くすぼまる比較的小型の壺)が鎌倉時代の古瀬戸の …

有田(伊万里焼)の歴史

2022/08/24   -陶磁器

安定した陶磁、白磁の誕生 佐賀県の有田川添いの村落は日本の磁器発生地として有名ですが、今なお多くの窯が活躍しており、古窯址の発掘もさかんです。六古窯をはじめ陶器の歴史は古いですが、磁器の歴史は比較的新 …

唐津|伊万里焼にも絶大な影響を与えた技

2022/05/19   -陶磁器

唐津焼の歴史 古唐津の始まりは文禄の役(1592年~1598年:秀吉の朝鮮出兵)より前の室町末頃から、岸岳の麓の飯洞甕(はんどうがめ)など、複数の窯で焼きもの焼かれていたと考えられています。明確な発祥 …

美濃古陶の耀き|瀬戸黒・玄

2022/05/12   -陶磁器

「美濃古陶」は、室町末期~江戸初期に現在の岐阜県多治見市北部から土岐市に点在していた窯で焼かれた陶器のことを指します。日本のやきものの歴史においても重要なポジションにあり、千利休や古田織部による茶道の …

色絵茶碗

茶碗ミニ知識

清水 卯一 人間国宝として名高い日本の陶芸家・清水 卯一(しみず ういち)は、1926年に京焼陶磁器卸問屋の長男として京都市東山区五条に生まれました。 14歳で石黒宗麿に師事し、通い弟子として陶芸を学 …

瀬戸と猿投(さなげ)900年を超える歴史と1,000基以上の古窯で繁栄

2022/03/29   -陶磁器

猿投の歴史 猿投山西南麓古窯址群(一般的に「猿投窯」と呼ばれています)は、愛知県尾張地方南部に形成された1,000基以上の古窯地帯で、瀬戸市、豊田市、名古屋市、刈谷市など20km四方の大変広い地域に分 …

信楽焼・伊賀との比較

2022/03/23   -陶磁器

信楽の始まり。茶陶信楽と茶陶伊賀。 有数の窯業地である滋賀県の信楽町は、琵琶湖の南岸、海抜300mの盆地にあります。開窯から現在まで、一貫して日用の雑器を主体に焼き続けてきました。 信楽の窯業は、奈良 …

越前焼と珠洲焼の歴史と鑑別

2022/01/21   -陶磁器

越前焼の歴史 越前焼は中世の北陸において、加賀、珠洲、狼沢と並ぶ焼きものの主要な窯でした。 越前古窯の中心は東に白山をのぞむ福井県丹生郡織田町と宮崎村で、日本海との間に低い丹生山地があり、その山地の東 …

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