栄匠堂記事一覧
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2024/10/28 -買取事例
奈良県の方から買取のご依頼を頂きました。ご親族の方が骨董品を収集されていたとの事で出張買取に伺いました。品物の種類も多数あり、将棋盤、碁盤、大皿、火鉢、花瓶、茶道具などがございました。片付、処分も考え …
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2024/06/21 -陶磁器
マイセンの誕生 中国では6世紀ごろから白磁や青磁が作られ始めたといわれており、今でこそ世界中の人に親しまれている磁器ですが、長い間西洋では磁器の製造ができず、中国から輸入された磁器が金銀宝石に匹敵する …
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2024/01/11 -陶磁器
中国骨董の歴史 中国では陶芸の起源が大変古く、長期に渡って極められた造形美、卓絶した伝統技術、豊富な種類と作品は世界随一を誇ります。中国に近い日本や朝鮮、安南(現ベトナム北部~中部)、タイの他、中東、 …
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2023/05/24 -芸術と骨董に関する歴史
花押(かおう)と銘(めい) 製作者のサインや、製作者を証明する書付として、シンボル(花押)や名前(銘)を記載することがあります。現在でも製作物に名前を入れることがありますが、古来から日本は花押や銘によ …
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2022/10/06 -陶磁器
京焼の特色 日本美の粋と評される京焼は、様式や技巧で他の窯業地に影響を与え、日本のの近世陶磁史上でも中心的な位置を占めている洗練されたやきもののひとつです。 京焼は一般的に、京都の諸窯で江戸時代末期ま …
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2022/09/16 -芸術と骨董に関する歴史
永仁の壺 事件 「永仁の壺事件」と呼ばれる古陶器の真贋騒動(1959年)をご存知でしょうか? 「永仁2年」(1294年)の銘をもつ瓶子(へいし=口縁部が細くすぼまる比較的小型の壺)が鎌倉時代の古瀬戸の …
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2022/08/24 -陶磁器
安定した陶磁、白磁の誕生 佐賀県の有田川添いの村落は日本の磁器発生地として有名ですが、今なお多くの窯が活躍しており、古窯址の発掘もさかんです。六古窯をはじめ陶器の歴史は古いですが、磁器の歴史は比較的新 …
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2022/05/19 -陶磁器
唐津焼の歴史 古唐津の始まりは文禄の役(1592年~1598年:秀吉の朝鮮出兵)より前の室町末頃から、岸岳の麓の飯洞甕(はんどうがめ)など、複数の窯で焼きもの焼かれていたと考えられています。明確な発祥 …
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2022/05/12 -陶磁器
「美濃古陶」は、室町末期~江戸初期に現在の岐阜県多治見市北部から土岐市に点在していた窯で焼かれた陶器のことを指します。日本のやきものの歴史においても重要なポジションにあり、千利休や古田織部による茶道の …
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2022/05/10 -骨董品・美術品ミニ知識
清水 卯一 人間国宝として名高い日本の陶芸家・清水 卯一(しみず ういち)は、1926年に京焼陶磁器卸問屋の長男として京都市東山区五条に生まれました。 14歳で石黒宗麿に師事し、通い弟子として陶芸を学 …
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瀬戸と猿投(さなげ)900年を超える歴史と1,000基以上の古窯で繁栄
2022/03/29 -陶磁器
猿投の歴史 猿投山西南麓古窯址群(一般的に「猿投窯」と呼ばれています)は、愛知県尾張地方南部に形成された1,000基以上の古窯地帯で、瀬戸市、豊田市、名古屋市、刈谷市など20km四方の大変広い地域に分 …
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2022/03/23 -陶磁器
信楽の始まり。茶陶信楽と茶陶伊賀。 有数の窯業地である滋賀県の信楽町は、琵琶湖の南岸、海抜300mの盆地にあります。開窯から現在まで、一貫して日用の雑器を主体に焼き続けてきました。 信楽の窯業は、奈良 …
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2022/01/21 -陶磁器
越前焼の歴史 越前焼は中世の北陸において、加賀、珠洲、狼沢と並ぶ焼きものの主要な窯でした。 越前古窯の中心は東に白山をのぞむ福井県丹生郡織田町と宮崎村で、日本海との間に低い丹生山地があり、その山地の東 …
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2021/12/07 -陶磁器
天目・黒釉 「天目(てんもく)」と呼ばれる”黒く発色”した鉄釉の器物。その釉を「天目釉」と呼ぶこともありますが、これらは宋代に福建省の建窯で焼かれた黒釉碗が元とされています。茶 …
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2021/11/18 -骨董品・美術品ミニ知識
唐木の家具 「唐木(からき)」はもともと奈良時代の遣唐使が(唐を経由し、)日本に持ち込んだ木に由来して「唐木」と呼ばれていますが、実際は熱帯地方から輸入される木の総称として使われています。 唐木は平安 …
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2021/10/08 -お知らせ
備前焼 備前焼は中世以来続いた代表的な古窯で、よく、同じく中世から続く信楽・丹波・越前などと比較されます。備前焼の中心地、伊部(岡山県備前市)では、現在も300人以上の陶芸作家が、古くから伝わる伝統的 …
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コロナ禍を切っ掛けにお片付けされたお客様のご自宅へ出張買取に伺いました。
2021/07/23 -買取事例
2021年7月、京都市西京区の方の買取ご依頼にて、出張買取に伺いました。 コロナ禍ということもあり、ご自宅の片付けをされていてたくさんの古道具や美術品が出てきたので見て欲しいとのことでした。 当初お話 …
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2021/07/21 -陶磁器
色絵の誕生 釉薬をかけて一度焼いた陶磁器に、色絵具で絵を描いて(絵付:えつけをして)、もう一度窯に入れて焼く「二度焼き」の技法で作られる陶器を色絵と呼びます。早くから多彩陶器はペルシャや中国の唐三彩な …
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2021/07/16 -陶磁器
中世の古窯の中でも随一の規模!愛知県を代表する2大窯跡 常滑(とこなめ)窯 常滑の古窯跡は愛知県の知多半島全域に群をなして分布しており、中世の古窯のなかでは随一の規模でした。現在までに確認された古窯跡 …