スタッフコラム

京都五条坂の陶器まつりに行ってきました・前編☆2019年

投稿日:2019年8月23日 更新日:

京都五条陶器祭り陶器店京都の夏は祇園祭や五山の送り火、ライトアップイベントなどのお祭りやイベントが多く、神社仏閣を含み朝から晩まで賑やかな街になります。
京都のさまざまな場所で催される骨董市も人気があり、京都の歴史を感じられる機会でもあります。

京都清水焼発祥の地「五条坂」でも、毎年350以上のお店が出店される「五条坂陶器まつり」が催されます。
五条坂陶器まつりの発祥は、1920年(大正9年)、六道珍皇寺の「精霊迎え 六道まいり(8月7日~10日)」にいらっしゃる人々に陶器を安く販売していたのが始まりと言われており、現在では五条坂陶器祭りと六道珍皇寺参りは一体となっています。

毎年8月7日~10日までの9:00~22:00ごろまで開催される全国最大規模の陶器祭では、思わぬものが見つかるかもしれません。
今回は栄匠堂のスタッフも、五条坂陶器まつりに参加してきました!

※ このサイトの写真は全て栄匠堂が撮影したものです。商用個人用にかかわらず、転記されませんようにお願い致します。

■–五条通陶器まつり前編 西→東に歩きました–■

京都五条陶器祭り陶器店京都市の気温36°C。例年より3°Cも高い炎天下でしたが、京都五条の陶器祭り(2019年8月7日(水)~10日(土))では、今年も多くの陶器店がテントを張っていました。
毎年5,300万人を超える人が訪れる観光都市京都ですが、こちらの陶器祭りにも、毎年全国、そして世界から約40万人を超える人が訪れるそうです。

京都五条陶器祭り陶器店インテリアのように整然と並べられた陶器たち。こちらの陶器は和風モダンなたたずまいが、木の棚に映えます。和食を美味しそうに見せ、グレードアップする食卓になりそうです。

京都五条陶器祭り陶器店手前にある雪が流れるような模様の器は手作りならではの風合いがあります。陶器まつりでは普段見られないオリジナルデザインの器と出会えること。コップや茶碗、ひとつひとつ模様に違いがあるので、丁寧に選びたいですね。

京都五条陶器祭り陶器店日本の食卓では器の柄と食品を絵画のように盛り付ける文化があり、「この上に何を置こうかな…」と思いながら見ていると、模様選びに力が入ります。こちらのグリーンは京都の抹茶を連想してしまいます。

京都五条陶器祭り陶器店モノトーンの器が好きな人には、こういった器もあります。同じグレーでも、ほんのりブルーやグリーンがかったグレーもあり、白も、きなりや真っ白といった様々なモノトーンが楽しめます。食品が乗りやすそうなカタチ。

籠バッグ和装で出かける時用にも、夏のお出かけにも、ひとつは持っていたい籠のバッグ。ひとつひとつ手作りで、素材も良く、品物もしっかりと組まれた商品が並んでいました。
陶器まつりでは陶器以外の品物も販売されています。

わっぱスギやヒノキなどからつくられた薄い木板を曲げて縁を作ったわっぱ。伝統工芸品としてつくられていながら、ご飯を美味しく保ってくれる実用性も高い逸品。お弁当箱を持つ習慣の無い海外の方にも好まれ、お土産にする人が多いそうです。

九谷焼コントラストの強い九谷焼は自然光の下で見るとより色鮮やか。彩度の高いグリーンが特徴です。

九谷焼真夏の京都ですが、涼を感じられるアイスブルーの器たちと出会いました。個人的にはブルーの器を使用したことはありませんが、京都の高級ホテルでも使用されているそうです。食卓が変わりそうですね。

ブルー食事を美味しく頂いた後も、心を和ませる季節の絵柄。焼いた後の色をしながら着色される職人さんのセンスが光る、美しい発色です。

幾何学幾何学的、かつ、シンプルでいておしゃれ。なのに型押しではないいろいろな種類の模様と形があります。

唐津焼唐津焼の陶器です。唐津焼は素朴でありながら、重厚感と独特の渋みがあるのが特徴です。2色の器では、白と黒の境目に出るにじみ具合が波のようなコントラストを出します。

京焼大切に保管されている京焼の数々。こちらのお店は京焼専門店で、京都らしい雰囲気のある建物の中、美術館のように作品が並んでいました。
五条通に専門店があるお店は、お店ごと陶器まつりに参加しています。

一輪挿しこんな器に一輪の花が挿してあるだけで、心が晴れる優雅な空間が出来上がります。花を引き立ててくれるシンプルさが魅力的な一輪挿し。

京都陶器まつり和食で晩酌をするときには和の器を使用しませんか?ぴったりの器を見つけました。

京都陶器まつり色も形も模様も違うのに、なぜか調和する和の食器。器が並んでいるだけで、美味しいものが出てきそうな期待感が膨らみます。

京都陶器まつりどちらのお店も、デパートのように品物を丁寧に並べられています。繊細な品物ですので、触って確かめたい時にも、手元や周囲に気を付けて触れさせて頂きました。
思っていたより軽かったり重かったり、表面に触れて質感を感じ取る…
見ただけでは分からない器の個性があります。

京都陶器まつり底にだけ色を付けた器は、食品によってお皿を変えると、食品のイメージも変わりそうですね。

京都陶器まつり品物を見ながら連想するのも楽しいですよ。
木星(Jupiter)のようなゆらぎ模様が目を引きました。

京都陶器まつり暑いのでここでTea Time。

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