人間国宝(工芸技術)
人間国宝の一覧(工芸技術)
2016年(平成28年)9月までに認定された工芸技術部門の重要無形文化財保持者を紹介しています。
工芸技術を染織、陶芸、漆芸、金工、金工(刀剣)、人形、木竹工、和紙,諸工芸に分け、重要無形文化財に指定された工芸技術名と、保持者に認定された方です。
文化財保護法には「人間国宝」という文言は無く、重要無形文化財の各個認定の保持者を指して「人間国宝」と呼ぶ通称が広く用いられているため、一般には人間国宝として紹介されます。
※ 荒川豊蔵、北村武資、喜多川平朗の3名は、それぞれ2つの工芸技術について保持者に認定されたため、重出しています。
※ 保持者の死去により重要無形文化財の指定ならびに認定が解除された方も含んでいます。
人間国宝の一覧(工芸技術)
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陶芸(とうげい)
粘土を成形して高温で焼成することにより陶磁器などを造る技術のことを陶芸と言います。焼きものとも呼ばれ、生業として陶芸を行う者を陶工(または、陶芸家)と呼び、江戸時代から代々受け継がれているものもあります。
陶芸部門での人間国宝には、色絵磁器、鉄釉陶器、民芸陶器、志野、瀬戸黒、萩焼、備前焼、唐津焼、染付、白磁・青白磁、琉球陶器、鉄絵、練上手、白磁、三彩、民芸陶器(縄文象嵌)、青磁、彩釉磁器、常滑焼、釉裏金彩、無名異焼、小石原焼の陶芸家が名を連ねています。
染織(せんしょく)
染織は布などの繊維製品を生産する技術および工芸です。語源の「布を染める」「布を織る」ことの総称ですが、組み紐や刺繡なども含まれます。テキスタイル・アート(技法)に相当する概念とも言われますが、東アジアでは伝統的に布の生産が主に織物であったため、「染織」は編物や不織布の技法を含まないと解釈されることもあります。
優れた染織品は美術品とされ、世界各地にある多種多様な染織は、衣装などとして民族文化を象徴することもあります。
染織を専門に行う人は「染織家」と呼ばれます。
染織における文化財の種類は大変多く、江戸小紋、長板中形、友禅、友禅楊子糊、正藍染、型絵染、羅、精好仙台平、唐組、有職織物、献上博多織、紬縞織・絣織、紬織、佐賀錦、紅型、綴織、刺繍、首里の織物、読谷山花織、芭蕉布、経錦、木版摺更紗、紋紗などがあります。
染織(伊勢型紙)
漆芸
金工
金工(刀剣)
人形
木竹工
和紙
諸工芸
工芸技術分野における「保持団体認定」
工芸技術において個人的特色が薄く、当該工芸技術を保持する人物が大勢構成員となっている場合は、重要無形文化財の保持者が団体に認定されることがあります。
» 陶芸
» 染織
» 漆芸
» 手漉和紙
栄匠堂では人間国宝による骨董品を高価買取致しております。