京都の五条坂にある、河井寛次郎記念館に行ってきました!
前々から行きたいと思っていましたが、京都に住んでいながらなかなか行ける機会が無かったのですが、やっと訪れることが出来ました!
記念館の佇まいは、実際に寛次郎さんが住んでいた家なので外見は時代のある大きな家という印象でした。そして玄関のすぐそばに、大きな看板があり、そこに「河井寛次郎記念館」と書かれています。
この看板は、寛次郎とともに民芸活動をしていた版画家の棟方志功が書を、漆芸家の黒田辰秋が制作した看板だそうで、記念館に入るまでにテンションが上がっていました。
そしてついに記念館のなかへ
受付の方に拝観料を支払い、寛次郎宅へお邪魔します。
広い居間には囲炉裏があり大きな扁壷や木彫の人形、寛次郎さんがつくった箪笥などがありました。
今は記念館になっている寛次郎宅は、寛次郎さん自ら設計した家で二階へ上がる階段が棚になっていたり、寛次郎さんのこだわりが伺えました。
順路に沿って奥に進むと、ガラスケースがあり、寛次郎さんの作品がたくさん展示されていました。
寛次郎さんの代表作の扁壷や硯などの陶器、墨絵や書物、寛次郎さんの愛用していた煙管など様々なものが展示されていました。
そして中庭には、寛次郎さんの写真でよく見る、丸石が!
天気が悪かったので外には出られませんでしたが、廊下からじっくり眺めてしまいました。
この丸石は寛次郎さんの家が建つ時にプレゼントされたもので、転がして場所を移動できる石らしいです。
そして奥に離れがあり、こちらにもたくさんの作品が展示されていました。
そしてさらに奥に進むと、寛次郎さんが陶器を焼いていた登り窯がありました。
この窯は5代清水 六兵衛さんから譲り受けた窯だそうで、寛次郎さんは高温度で焼成が出来る下から2番目の窯をよく使用していたらしいです。
順路に沿って進むと、居間に戻ってきました。
階段箪笥の階段を上がり、2階へ。
2階には、竹工芸の作品や、晩年に作成された手の形をした木彫の置物が展示されていました。
この置物は写真では見たことがあったのですが想像していたよりも、サイズが大きく凄い迫力がある中に、指の細かな関節など繊細な表現が感じられる作品でした。
寛次郎さんは陶芸家として有名ですが、晩年には木彫作家のごとく木彫の作品を作成されていたそうです。
すべての作品を観終わり、受付の方にお礼を言い記念館を後にしました。
記念館の作品は月に2回ほど、衣替えのような感じで陳列する作品が変わったりするらしいので、またもう一度行きたいと思います。
ありがとうございました!