陶磁器とは、いわゆる焼き物です。
土から作られる焼き物ですが、産地や釉薬(ゆうやく-陶器の表面を覆っているガラス質の部分)の有無などによって格がつけられています。
位が高いとされるのが金属製のものと中国製の陶磁器製の花入で、日本製の釉薬(ゆうやく)の掛かった陶磁器、釉薬の掛かっていない陶磁器と続きます。
「陶器」の花入
陶器の花入は土もので、唐物(からもの―高麗物(こうらいもの))、国焼(くにやき)、京焼(きょうやき)、御庭焼(おにわやき)、楽焼(らくやき)に分けられます。
「磁器」の花入
磁器の花入は銅器を模して創られたものが多く、形状も銅器の花入を受け継いでいます。