アールヌーヴォーの代表的なガラス作家、エミール・ガレ
この高さ8㎝の小さな花入は、アールヌーヴォーの代表的なガラス作家、エミール・ガレの作品です。フッ化水素と硫酸の混合液を用いて、ガラスを腐食させて模様を織りなすエッチング技法で、ガレの手によってこのような、綺麗な模様が作られます。
この小さな花入は通常花を入れておく物ですが、蓋を合わせて茶入として使っていた茶道家の方もいらっしゃったようです。フランスと和の融合と言うのでしょうか。
ガレの代表的な大きな花入はもちろん素敵ですが、この小さな花入も色んな使い方があり素敵ですね。
ガラスのランプ
傘の部分はガラス製やステンドグラス。傘を支える部分は金属製。全体的に装飾が施されており、一つの作品として楽しめるものが多いです。場所を取るくらいの大振りなものや重量のあるものもありますが、部屋に一つあるだけでも雰囲気を変えてくれる存在です。
■ステンドグラス
さまざまな色ガラスを組み合わせて模様や画像などを表現した板ガラス。教会の窓などに用いられる。
エミール・ガレ ガラス花入
ガラス工芸は栄匠堂でも取り扱うことの多い商品の一つです。切子(カット)ガラスや色ガラスの器や花入、グラス、置物など多種あります。
エミール・ガレは19世紀アール・ヌーヴォー期のガラス工芸で、ナンシー派の最も有名なフランス作家として知られています。ガレの作風は装飾的で立体感があります。それは様々な技法により表現され、ただそこにあるだけでもその世界観に魅了されます。