細かく分けていくと実に種類が多い骨董品の数々。そもそもなにをもって骨董品というかと言いますと第一に「古い物」第二に「希少価値の高い物」のことを指します。中国のものから西洋のものまでジャンルを問わず種類も実に様々。最初から細かくいくのも良いですが、まずは大きく分けた種類を見ていきましょう。
まず1つ目は【焼き物・陶磁器】
日本のみならず世界からも非常に人気の高い焼き物と陶磁器は、骨董品としても最高の価格がつくお皿があるほど。最大の魅力は特徴的な柄やデザインにあります。それも日本各地で普及したのでその土地によってそれぞれの柄・デザインがあるのでコレクターにとってはたまらない品物です。代表的なものだと「有田焼」「瀬戸焼」「美濃焼」などがあります。
2つ目は【絵画】
掛軸や書画、西洋の絵画、浮世絵や水墨画etc・・・・・・ここには書ききれないほどの種類の絵画が世界にはあります。絵画というと美術館を連想させますが価値のある骨董品を身近でたくさん見ることの出来る美術館自体、とても希少価値の高い存在のように思います。遥か彼方昔から世界の至るところで巨匠たちが描いてきたキャンパスの中の世界を今、生きている私たちが目にし、考え、絵画の前で佇む。骨董品を愛でる神髄とも言えなくはないでしょう。
3つ目は【茶道具】
今もなお「茶道」という日本が誇る文化として知られ、茶道に使う道具をさす茶道具。こちらも日本だけでなく世界からはアンティークとして人気が高い骨董品です。値段も比較的安価なものからそんな高いもの誰が買えるのだと思うほど高価なものまで実に様々。茶道具には一式セットとなる道具があり、その一式なんと20品。細かな部分まで完璧にこだわる日本人の性質は今も昔も変わらないようです。骨董品としても20品を揃える方はもちろん、それは少し難易度が高いなという方はお茶を飲む器として茶碗、抹茶を立てる茶筅と茶杓以上の3点を揃えることをおすすめします。実際に美術館でみる茶道具の骨董品はこの3点セットが多く見受けられます。