骨董品買取・古美術品買取の京都 栄匠堂のスタッフです。
今回は茶道具の中でも高額買取を実施してる千家十職の塗師「中村宗哲(なかむら そうてつ)」のご紹介をしたいと思います!
中村家は、京都にて400年以上続く塗師(ぬし)の家であり、明治時代からは茶道具の塗師の専門として制作されています。
以下は、歴代中村宗哲の代表作品となっております。
無料査定の際にはご参考ください。
中村宗哲は千家十職の塗師です。中村家は400年以上続く塗師の家系で、初代・宗哲のときには「蒔絵を施した家具などの製作(※1)」も行っており、明治以降は「茶道具の塗師(※2)」を専業にしています。
千宗旦の次男、一翁宗守(1593年~1675年)は中村宗哲家の初代・宗哲(1617年~1695年・当時は吉岡姓)の娘婿となり、吉岡甚右衛門を名乗り塗師を営んでいましたが、父・宗旦から官休庵(武者小路千家)を譲り受けた際、家業を宗哲(初代)に譲り吉岡家を出て千家に復しました。
※1)「通例塗師」といわれる
※2)「型物塗師」といわれる
初代宗哲(通称:八兵衛)
- 利休好手桶水指
- 江岑好独楽香合
- 自作茶杓
- 藤村庸軒好凡鳥棗
- 自作二重切花筒
二代宗哲
- 利休形朱引盃十
- 塗茶杓
- 乱菊中棗
- 大叔宗守判菊桐大棗
三代宗哲
- 利休写打曇茶杓自作茶杓
- 少庵好 彭粗棗の内 夜桜棗
- 覚々斎好ブリブリ香合
四代宗哲
- 常叟好猿尻菓子椀
- 不見斎好糸目懐石家具
- 直斎好源氏車香合
- 三斎好野風茶器
五代宗哲
- 江岑好伽羅香合 梅月
- 菊蒔絵塗茶杓
- 利休形こぼれ梅解香合
- 不見斎好銭ゴマ盃・較車盃台
- 認得斎好蔦蒔絵中棗
六代宗哲
- 利休形手燭一対
- 竹藤ノ実香合
- 蓬莱竹小棗
- 認得斎好祇園攘疫棗
- 認得斎好群亀棗
- 認得斎好宝船棗
七代宗哲
- 不見斎好五重盃 賽付
- 依直斎好名取川硯箱・板文庫
- 速水宗達好吉妃棗
- 名取川硯箱
- 夕顔台子皆具
八代宗哲
- 玄々斎好曙棗
- 夜の梅懐石家具
- 御所御用玉絵碁笥棗
- 細川三斎好紅溜雪吹
- 夕顔八角食籠
- 碌々斎好既望棗
九代宗哲
- 溜ミル貝雪吹溜松木下張棗
- 惺斎好望棗 後赤壁賦銘
- 玄々斎好溢梅雪吹 大 小
- 蓬莱蒔絵高杯
- エゾ絵盃洗・ヘギ目盃洗盆
- 黒絵玉書詰平棗
- 碌々斎好黒蓬菜椀・糸目折敷
- 粒菊蒔絵溜雪吹
- 惺斎好鱗鶴大棗
- 松摺漆丸卓
十代尼宗哲
- 惺斎好雛用懐石家具ノ内
- 惺斎好獅子香合
- 利休形薬器
- 惺斎好笹蒔絵硯箱
- 近江八景棗
十一代宗哲
- 直斎好散紅葉ヘギ目大丸盆
- 惺斎好唐崎松中棗
- 愈好斎好城端漆絵煮物椀
- 即中斎好宝相華香合
- 宇治橋蒔絵炉縁
- 押紅葉大棗
- 醍醐枝垂桜大棗
- 即中斎好柊蒔絵大棗
- 即中斎好独楽茶器
- 即中斎好四季誰が袖蒔絵茶器
十二代宗哲
- 彩漆絵櫃 月・秋草
- 源氏和歌棗 須磨
- 源氏和歌棗 若菜
- 而妙斎好彩霞大棗
- 而妙斎好春野旅箪笥
- 而妙斎好吉祥松溜雪吹
十三代宗哲
現在、当代十三代。2006年(平成18年)に十二代中村宗哲の次女が十三代宗哲を襲名。
三女、四代 諏訪蘇山。
いかがだったでしょうか?
今後も随時、茶道具の高価買取を実施しています!特に千家十職は高額でお取引しておりますので、中村宗哲の作品などがございましたら、栄匠堂にご相談下さい。