壷および甕の買取
栄匠堂では、皆様が引き継がれた骨董品としての壷(つぼ)や甕(かめ)を買取しております。
大切にされてきた壷等は、ぜひ栄匠堂へお託し下さい。
壷とは
壷は食料の貯蔵や、水やお酒などを入れるための胴のふくれた容器のことで、運搬にも便利です。焼き物がよく知られていますが、ステンレス鋼製やプラスチック製もあります。一般的には丸い袋状で、器体に頸の部分を伴う開口部(口縁部)や注口があります。 十数センチから数十センチのものなど、用途によって大きさは様々です。
日本では縄文時代の早い時期に壷が使用され、甕(かめ)とともに主要な道具でした。壷と甕の違いについて、頸部の径が口径または胴の2/3以上あれば甕、2/3未満はを壺とする意見があります。中国では広口壷のみを壷と呼び、短頸壷や無頸壷は、罐(かん)と呼ばれます。
現在は花瓶や茶壷など多様な用途があります。
美術品としての壷
壷は実用的な道具としてだけではなく、装飾品として作られる場合もあります。陶磁器が発達した中国を中心として、東アジアで嗜好を凝らした壷や甕がつくられました。また古代ギリシアでは、絵を描くための台とみなした壷絵の文化が発達しました。
また古代オリエントでは、生命力の象徴として壷自体が装飾のモチーフとされました。生命力を象徴する生命の木と呼ばれる文様がありましたが、ヨーロッパに伝わる過程で、壷の中から植物がのびた図像(「生命の泉」を表す)に変化した図柄が好まれました。
キリスト教界では壷はキリストの復活と再生を象徴する洗礼盤を暗示し、信徒を象徴する鳥獣が壷の左右から水を飲む文様など、キリストと信徒の関係を示すモチーフにもなっていました。
中世には生命の象徴や宗教的な意味よりも、アラベスクや染織の文様など、花とともにデザインの構成物とみなされ、美術品としての価値が見出されています。
壷、甕の価値
骨董品一般に言えることですが、壷や甕も、製作された時代が古くきれいな状態で保管されていた作家ものに高値がつく傾向にあります。有名な作家や工房で作られたもの、箱が残されているものも、書付道具であれば、さらに買取価格が上がります。共箱が残されていないことから有名作家のものとは知らず捨ててしまう人もいますが、貴重なお品物を廃棄される前にまずは栄匠堂にご相談ください。
壺
備前 森 陶岳 造 寒風大窯 花壷 大花壷
野々村 仁清 造 色絵 三葉葵紋 茶壷
植木鉢 盆栽鉢
灰釉 植木鉢 盆栽鉢
水越 与三兵衛 造 色絵 百唐子四季爛漫図 大壷
人間国宝 三代 徳田八十吉 正彦 造 九谷 碧明釉 飾壷
時代 李朝 白磁 大飾壷 古陶磁
盆栽鉢 植木鉢
古伊万里 金彩 色絵 美人 屋敷図 沈香壷
中国 清代 色絵 唐人 山水 大花入 大飾壷
京薩摩 色絵 花鳥文 大花入 飾壷
中国 清代 色絵 花鳥 大沈香壷 大飾壷
甕
金工師 清雲 造 斑紫銅 龍 彫刻 水甕
古銅 中国 幾何学紋 彫刻 水甕
古青銅 中国 漢 彫刻 水甕
古銅 中国 龍 彫刻 大花入 水甕
中国 唐銅 鶴雲 細密 透彫刻 煎茶道具
古銅 中国 蛙蓋 龍口 細密彫刻 象耳 水甕