日本画
栄匠堂では日本画を買い取り致します。
栄匠堂は日本画を幅広く取り扱い、取引件数の実績も豊富です。
日本画は独特の素材が使われているのが特徴で、海外のコレクターも増えています。
日本画に使用する絵具は主にゼラチンが用いられています。
日本画には水彩画や水墨画など、特に中国や朝鮮で発展した技法も使用され、影響を受けた日本画が多いです。
その後西洋の技法も伝わり、時代とともにさまざまな技法が取り入れられるようになりました。
日本画の買取ポイント
肉筆の作品(実際に描いている作品)は高い評価につながり、お品物の状態が良いものほど買取価格が上がります。版画、工芸画、屏風などの日本画も買取対象になり、特に工芸画は有名作家は評価が高くなります。有名作家でない方の作品を複数点お持ちの場合は、まとめて査定にお出し頂くと買取対象となることがあります。
絵画にプラスして額縁に高価な評価が付くことがあり、その作品のために仕立てた様相の額があれば、額ごと査定にお出しください。
作品の鑑定証や証明書、共シール(本人の署名がある紙・シール)が入っている作品は付加価値になりますので、一緒にお持ち込みください。
絵画はしっかりした紙箱(タトウ箱)に入っていることもあり、額縁の保護にもなりますので、タトウ箱がある場合は捨てずに保管して下さい。
日本画について
日本の伝統絵画を総称した「日本画」という呼び名は、西洋から伝えられた油彩画に対して生まれた名称です。歴史的には古代にまで遡り、隣国の中国や朝鮮からの影響を受け、独自の発展を遂げてきました。絹や紙の上に墨や絵具(岩絵具)を付けた筆で描き、その筆致による線の動き、太さ、濃淡を使い分けた描写が特徴的です。
「日本画」の呼称が一般に広まったのは、明治20年代頃~30年代頃といわれ、それまでは近世以来、伝統絵画としての各流派「狩野派、円山・四条派、やまと絵」などに区別されていました。今日の日本画は西洋画の影響も受けながら発展し、伝統技法を基本として、美意識や表現方法などは時代とともに変化してきました。
関連記事:骨董品の種類「日本画」
日本画の絵具
日本画は独特の素材が使われているのが特徴で、海外のコレクターも増えています。
日本画には水彩画や水墨画など、特に中国や朝鮮で発展した技法も使用され、影響を受けたことが感じられます。
絵具については岩絵具が代表的で、よく用いられる絵具の一つです。
顔料(鉱石を原料)をそのまま使い、そこに展色材として膠(にかわ)を入れて紙や絹に描きます。岩絵具には天然岩絵具(本岩絵具)、代用岩絵具、人工岩絵具などの種類があります。
他に墨で描く水墨画も日本画として代表的なジャンルです。
墨一つで描いているため、墨の黒色と紙の白色からなるモノトーンで表すというシンプルな構成になりますが、濃淡などを使い分け独自の世界観を表現しています。
墨は書道具でも用いられる硯を使用し、その硯にも産地などがあり摺り方により発色の違いが表れます。
数百年前まではこの岩絵具のようにどの絵具も顔料を砕き調合していました。その後チューブ入りになったりと各々変化を遂げていきましたが、岩絵具は長年の手法で今もなお使用されています。
» その他、絵画の買取はこちら