囲碁・将棋
囲碁・将棋道具を買い取り致します。
囲碁盤の特に足付盤の取り扱いが多く、碁盤、碁石、碁笥(ごけ)がセットになっているものが高く評価されます。
囲碁・将棋道具査定のポイント
囲碁・将棋の道具は、お品物の状態が良いものが好ましく、盤は本榧(柾目で香りのあるもの)であると高いお値段で買取しやすくなります。
碁石については、個数が揃っていること(基本、白180個、黒181個)、また碁石と碁笥のみでも買取の対象になりますが、その場合木箱に入っていると尚高い評価が付きます。
栄匠堂では囲碁・将棋一式、碁盤・将棋盤などを買取致します。
碁盤・将棋盤は、素材や木の取り方、天面の美しさ、厚さなどで買取評価が変わります。素材により、色ツヤや木目の美しさ、打ち味、指し味などが違います。
本榧(ほんかや)、ヒバ、桂、新榧などで出来た碁盤、将棋盤があります。
本榧盤は碁盤・将棋盤の中で最高級品として古くから愛されてきました。榧(かや)の木を原材とする本榧は美しい木目と特有の香気、盤に力があり、打ち心地も最高です。
榧(かや)の木の淡黄色は使い込むほどに明るい飴色に変化して風格を増し、油分が多いために何十年経っても艶が失われません。碁盤・将棋盤において打音、香り、打ち心地、耐久性など、すべてにおいて本榧は最も優れていると言われています。
また盤には木口から評価を判断することができます。
木取りといい、柾目(まさめ)と板目(いため)という取り方があります。
柾目は樹齢何百年の原木から取ることができ、希少ものと言われ価格も高額です。
天面(盤の上)から見たときに木目がまっすぐ並んでいるという特徴があります。
板目はさらに幾つか取り方があり、独特の木目模様を描いています。
盤の大きさは号数で表され、卓上盤、足付盤でそれぞれあります。
囲碁
碁盤(ごばん)に引かれた縦線と横線の交点に碁石(ごいし)を置き、得点を取り合うゲームです。縦横19本ずつの19路盤が一般的ですが、初心者や対局向けなどで13路盤・9路盤・7路盤・6路盤なども使用されます。第4線の交点や辺の中間、碁盤の中心にある黒点を星と呼び、19路盤の場合は9つあります。碁盤の中央にある星は天元と呼ばれます。
碁石と碁笥(ごけ)
碁石は白と黒の二色からなり、白は貝(蛤)、黒は石から作られています(プラスチックやガラス製もあり)
数は基本、白が180個、黒が181個の合わせて361個になります。
厚さは号数で表されており、30~35号が一般的と言われています。
実際に用いる際は碁盤の厚さによって変化し、厚い碁盤であれば厚い石というように双方のバランスを見て用います。
一方、碁石を入れておく碁笥(ごけ)も碁石により大きさが変化します。
碁石に厚みがあるものであればやや大きくなります。
形状は丸型や筒型などがあり、材質は主に木製で、桑や栗、楠、桜、欅、花梨、鉄刀木、黒檀、黒柿などがあります。
将棋
将棋盤には9×9の升目(ますめ)が書かれ、升目の中に駒を置きます。駒は合計40枚あり、開始時それぞれ20枚ずつ持ちます。
駒を一回動かすことを「一手指す」言い、対局者が交互に一手ずつ指しながら進行します。一番最初に指す方を「先手(せんて)」、次に指す方を「後手(ごて)」と呼び、指したい手がなくてもパスすることはできません。
将棋の勝負の決まり方
将棋の勝負の決まり方は次のような状態になった時です。
1. 王の逃げ場がなく、取られることが確定した場合は負けになります。
2. どちらかが負けを認めた時。(この宣言を「投了」と言います。)
3. 時間の制限を設けて対局を行う場合、自分の持ち時間以内に指すことができないと負けになります。盤面の優劣は関係ありません。
4. 「禁じ手」と呼ばれる指してはいけない手を指してしまうと負けになります。
5. 「千日手(せんにちて):両者が同じ動きを繰り返して局面が動かなくなった場合。」「持将棋(じしょうぎ):お互いが入玉して詰ますことが難しくなった場合。」のどちらかになると引き分けになります。
将棋盤と駒
高級な盤・駒は木で作られています。盤は日向(宮崎県)産の榧(かや)、駒は御蔵島(伊豆諸島)産の黄楊(つげ)が最高の材質とされています。