煎茶碗
煎茶碗を買い取り致します。
作家の作品では清風与平、高橋道八、大丸北峰などのお品物を中心に、多くの作家作品をお取り扱いしております。また、やきものでは京焼、伊万里焼、染付などの磁器製のものを主に買取しております。
その他の煎茶碗もお取り扱いがございますので、お電話、メール、LINEより、ご都合の良い方法でお問い合わせ下さい。
煎茶碗 査定のポイント
煎茶碗はお品物の状態が良いものが高く評価され、無名よりも作家の作品である方がお取引されやすいため、高く評価されます。
作家の作品であれば共箱のものが好ましく、特に書付のある箱は査定額も上がる傾向にあります。
それぞれ個別の道具を査定にお出しになるよりは「急須・煎茶碗・湯冷などセット(同一の材質、やきもの)」でまとめて拝見させて頂く方が、高い評価が付きやすくなります。
煎茶碗について
煎茶碗は急須から注がれる際の小振りな茶碗のことです。茗碗(みょうわん)、茶盃(ちゃはい)など幾つかの名称があります。
茶碗の大きさがより小さいものが玉露用、それより大きいものが煎茶用と分けることもあります。
材質は茶の色がわかるように内側が白色のもの、磁器製のものが多いです。技法は染付のもの色絵のものなどあり、その場合文様が施されています。これらは好まれてもいましたが、特に染付は一時期景徳鎮窯(けいとくちんよう・中国の窯)の古染付が珍重されていました。
この煎茶碗の形態に変化はなく、昔から小さく、内側は白色というように茶の色も楽しむ配慮があったとされます。茶碗が小さいことに関しては諸説ありますが、酒盃の転用や旨味の凝縮効果、持ち運びによる利便性など様々なことが要因だと考えられます。
急須同様、煎茶道具として欠かせない位置にある煎茶碗は、客人が茶を飲むために直接手に触れる唯一の道具でもあります。小さくかわいらしい外見ではありますが、視覚や味覚を提供するという大きな役割を担っていることも忘れてはいけません。