エミール・ガレ
エミール・ガレの買取
栄匠堂では、エミール・ガレの作品を買取致します。
エミール・ガレのランプ、花入、グラスなどは人気が高く、栄匠堂でも売却のご相談を頂くことが多い作品です。
銘があるもの、ランプの場合は機能する(ランプとして使用出来る)もの、お品物の状態がいいもの、証明書が付いているものなどが評価ポイントとなります。箱がある方が望ましく「共箱」のもの、また、(紙箱よりは)商品を守れるしっかりした箱などに入っている方が、良いお値段が付きやすくなります。
エミール・ガレ(1846~1904)
アール・ヌーヴォー期のガラス工芸でナンシー派の最も有名な作家として知られています。
1846年フランスロレーヌ地方のナンシーに生まれました。
ガラスと陶器、家具の工場を経営していた父親のもと、ガラス製作の技術を学びました。
ドイツ留学やガラス技術の習得を経て、1889年のパリ万博でガラス、陶器、家具の各部門で賞を受賞し、国際的な評価を受け、1900年の同万博で最盛期を迎えました。
当時はアール・ヌーヴォーの時代でしたが、この様式から連想される流麗な曲線美のある造形からは、ガレ自身、何を表現しているのか理解に苦しみ共感はしていなかったようです。
実際彼の作風は写実的であり、物体をそのまま表現しているような、明確な形成をしています。
それは、植物や自然が好きでそれらの仕組みや構造などを探求していた背景もあると考えられます。
(1904年死去)
エミール・ガレ 作品の特徴
主に動植物のモティーフを扱う装飾的な模様が特徴です。
代表的な技法では、ガラスパーツをガラスへ象嵌するマルケトリ(marqueterie)やガラスの表面を錆色にくもらせたり、濁らせるパチネ(patine)などがあります。
基本はガレの指導の下に製作され、死後も彼の作風は継承し、アール・デコに美術様式が移行してからもアール・ヌーヴォー的な作品を作り続けました。
ガレの立体的で装飾的な作風はドーム社にも受け継がれています。
エミール・ガレの作品が見られる美術館
» エミール ガレ美術館
〒325-0002 栃木県那須郡那須町高久丙132
» 北澤美術館
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
» 安曇野アートヒルズミュージアム
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明8161-1
» ポーラ美術館
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
» 大一美術館
〒453-0843 愛知県名古屋市中村区鴨付町1-225