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買取取扱品目　～栃木-全国～

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栃木県の芸術・美術文化

関東地方北部に位置し、宇都宮市を県庁所在地とする栃木県には日光国立公園があり、日光、那須、自然が広がるリゾート地に観光客が集まります。
訪れる人には世界遺産「日光の社寺」、国宝「日光東照宮」が人気ですが、栃木県では絹織物の「結城紬（ゆうきつむぎ）」や陶器の「益子焼（ましこやき）」が、県を代表する工芸品として知られています。

結城紬（ゆうきつむぎ）は奈良時代から続く高級織物で、国の重要無形文化財に指定されています。近現代には技術革新によってさらに細かい縞（しま）・絣（かすり）が開発され、最高級品を求めて訪れる人もいます。元々は堅くて丈夫な織物でしたが、絣が精緻化したことにより糸が細くなってきたため、軽くて柔らかい素材へと変わってきました。

結城紬は「平織」と「縮織」があり、現在織られている紬（つむぎ）は撚り（ひねり）のない糸を経（縦）と緯（横）に使用する「平織」が主流です（全体の約97%）。
横糸に強撚糸を使い、表面がちりめん状に仕上げられた「縮織」が主流だった時代もあり、昭和の中頃は「縮織」が結城紬の約90％を占めていました。

益子焼（ましこやき）は砂気が多い土の質感と重いのが特徴です。江戸時代末期に常陸国笠間藩（現在の笠間市）で修行した大塚啓三郎が、益子に窯を築いたことにより始まったとされています。

益子焼は石材粉や古鉄粉を釉薬にして犬毛筆で色づけを行います。基本的な釉薬（ゆうやく）は「漆黒（しっこく）」「柿（赤茶色）」「飴色（あめいろ）」を出す鉄釉（てつゆ）で、素材と合わせて重厚感のある色合いとゴツゴツとした肌触りに仕上がります。こうした施釉は古くから行われており、土鍋、土瓶などの肉の厚い陶器に使われる技法です。

栃木にゆかりのある作家