掛軸・書画

お茶席の掛物(掛け軸)のお話

投稿日:2017年10月8日 更新日:

茶席の床の間には、一般的に軸の形に仕立てられた「掛物(かけもの)」が掛けられます。
紙や裂(きれ)で表装して掛けるように仕立てられた掛物は、「書蹟(掛字)」と「絵画(掛絵・絵掛物)」、両者が一体となった「画賛」の3つの種類に分けられます。
 
書蹟や絵画を表装して掛ける文化は、平安時代に密教の伝来と共に中国から伝わりました。
当初は仏前を飾った仏画が中心でしたが、禅宗が盛んに行われるにつれ、中国の絵画や墨蹟(ぼくせき 筆で書いた文字)といった「唐物(からもの)」が多く伝わり、室町時代になった頃には日本風の掛物も造られて、書院を飾ってきました。
 
草庵茶の時代(室町時代末)には、絵画や墨蹟だけではなく、懐紙、色紙、消息などが掛けられ、江戸時代に入ると短冊や写生画なども流行ります。
さらに、二幅で一対となっている二幅対、三つで一組の三幅対、扇子の形をした本紙を掛軸に仕立てる扇面などが飾られるようになりました。
 
初期のころの茶道では、掛物について書かれていない茶会もありましたが、茶道の形式が確立される頃には、茶席では掛物(とりわけ墨蹟)が重視されています。
茶会では、掛物の筆者、書かれた文字や字句が生じた背景に対する礼として、最初に床の間を拝見し、掛物に一礼します。
 
茶会では掛物の季節感の他、書かれた内容、表装の種類などもご鑑賞ください。
本紙だけにとどまらず、一文字、風帯、中廻しなどに使われる裂地(織物や反物のきれはし)を愉しむことも、茶席ならではの嗜みといえます。

-掛軸・書画

関連記事

掛軸の格 骨董品買取

掛物の格

掛け軸の表装には格や種類があり、真の形式の「裱褙(ひょうほえ)」、行の形式の「幢褙(どうほえ)」、草の形式の「輪褙(りんほえ)」の3つに分けられます。 真、行、草という名前は書道に由来し、「真」は「楷 …

芸術品・美術品作家 骨董品 買取 栄匠堂

書画・掛け軸作家一覧

書画・掛け軸 作家【あ行】 相原窓雪 青木竹童 青山杉雨 赤井春水 穐月明 秋山秀峰 秋山信観 東韶光 安達晴観 阿部苔山 新井月華 荒井蘇水 荒木恍嶽 安藤徳祥 赤松雲嶺 秋野不矩 荒井寛方 青山亘 …

no image

骨董品の種類「書画」

書画とは、文字だけが書かれている書作品と絵画どちらも指します。書と絵画が別々になっているものから書と絵画が一緒に描かれているものまで、画の総称として「書画」と呼ばれます。書画は大きく分けると「和物」と …

no image

骨董品の種類「掛軸」

掛軸とは、絵または書を紙や布で表装し、壁面(主に床の間)に掛けるように仕立てたもののことを言います。別の言い方としては掛物(かけもの)、掛幅(かけふく)、掛字(かけじ)などと言います。縦長の掛軸を縦軸 …

骨董品出張買取骨董品店頭買取骨董品宅配買取
遺産整理・遺品整理・骨董品買取は栄匠堂へ

栄匠堂 店舗情報

骨董品出張買取(出張費無料)

株式会社栄匠堂

〒606-8256
京都市左京区北白川伊織町9-1
TEL 075-724-1244
フリーダイヤル 0120-409-949
FAX 075-724-1299
E-mail info@eishodo.net

人気の記事

買取地域-全国

北海道 [札幌-函館]
東北 [青森-岩手-宮城-仙台-秋田-山形-福島]
関東 [東京-銀座-青山-神奈川-横浜-埼玉-千葉-茨城-栃木-群馬]
信越 [新潟-長野-山梨]
北陸 [富山-石川-金沢-福井]
東海 [愛知-名古屋-岐阜-静岡-浜松-三重-四日市]
近畿 [大阪-難波-梅田-兵庫-神戸-西宮-芦屋-姫路-京都-滋賀-大津-彦根-奈良-和歌山]
中国 [鳥取-島根-岡山-福山-倉敷-広島-山口-下関]
四国 [徳島-香川-高松-愛媛-高知]
九州 [福岡-博多-佐賀-長崎-熊本-大分-宮崎-鹿児島-沖縄]