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”骨董品買取なら栄匠堂”のコラム

骨董品の種類「華道具」

華道とは、四季折々の樹枝や草花を切り花器に挿し、その姿の美しさ・命の尊さを花に投影し表現・鑑賞することを言います。華道は単に花を挿すという行為だけでなく、「相伝するのにふさわしくないものに相伝するのは道の廃れる要因である」という考えに基づき伝承されてきました。その点から華道は礼儀作法を重んじ、花を挿す人間自身の内側や生き方を表現するという日本の伝統的な芸術文化と言えます。

 

また、華道は「花道」とも表記され、「いけばな」とも呼ばれますが、人間の内面的な部分に訴えかけるような求道的な意味合いに重きを置いているのは「華道」の方になります。華道には現在非常に多くの流派が存在し、池坊・小原流・草月流の三大流派を中心に2,000~3,000の流派が存在します。

 

華道具は花を挿す際に使用する道具類をさし、主な種類は「花器(かき)」「剣山(けんざん)」「石(いし)」「受筒(うけづつ)」「花小刀(はなこがたな)・花鉈(はななた)」「花鋏(はなばさみ)」「花合羽(はなかっぱ)」などがあります。

「花器」とは花を生ける際に使用する器のことを言います。材質は陶磁器・竹製品・銅器・木製器・ガラス製・石製などがあり、形状は細口・広口・舟形などがあります。花器が注目され始めたのは鎌倉時代中頃からで、それまでは祭器・酒器・食器などの日常で使用される器を花器として使用されることもありました。

「剣山」とは花器に花を留める道具の種類の一つで、花や枝の根を固定する道具のことで、金属の台に太い針を植えて並べたものをさします。また、花を留める道具のことを総称で「花留め」と呼びます。剣山が誕生する前には「七宝」「亀の甲」と呼ばれる鉄製の蜂の巣のような形状のものや、鶴・御所車・カニなど飾り物留具が使われていました。

「石」は剣山の下に敷いて安定させたり、剣山の上に置いて剣山を隠す為に使用したりします。

「受筒」は円筒形の花留めの一種で、花材の長さが足りない時など、添木に固定して使用します。

「花小刀・花鉈」はどちらも木・枝を切って形を整える際に使用する道具で、太い枝を削ったり小枝を切ったりする際に非常に役立ちます。

「花鋏」も花や木の枝を切る際に使用する鋏のことで、蔓手(つるて)・蕨手(わらびて)と呼ばれる2種類の花鋏が主に使用されます。

「花合羽」とは花を包んで持ち運ぶ際に使用する道具です。

 

華道の発祥ははるか昔に遡り、仏前へ草花を供える「供花」から始まります。一輪挿しにした花を愛でる文化は平安時代からあったと言われていますが本格的な華道の確立は室町時代中期、京都六角堂の僧侶によるものと言われています。当時六角堂にある代々池のほとりに居住していたことから僧侶のことを「池坊」と呼んでいました。この呼び名が現在の三大流派のひとつ「池坊」の名前となります。初代の池坊が確立し、二代目が大成させた「立花」という「大自然の姿を花器の上で表現する」という様式が朝廷・武家に称賛され、江戸時代中期には大流行となります。この出来事で華道界の池坊の地位は揺るぎないものとなりました。

 

その後江戸時代中期から後期にかけ、華道は朝廷・武家の上流階級以外の人間にも広がり、生活のたしなみへと変化していきました。「花を生ける」という言葉が使われるようになったのもこの頃からで、「生花」が発展していくきっかけになります。

 

「生花」とは立花を簡略化した生け花のことを言います。当時流行していた茶道に伴い、茶室の小さな床の間に飾れるくらいのサイズを求め誕生したのが「生花」と言われています。骨董品の中でも華道具は字のごとく華やかな骨董品として人気を博しています。

 

美術館や骨董品店では歴史ある様々な華道具を間近で見ることが出来るので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。



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